スピリチュアルパワーいっぱいの江ノ島神社に参拝します。
縁結び、縁切りと多くのパワースポットが存在し、全国から参拝者が訪れる人気の場所です。
目次
小田急片瀬江ノ島駅から江ノ島弁天橋へ
小田急片瀬江ノ島駅

小田急片瀬江ノ島駅です。
竜宮城のようなステキな造りで、たくさんの人が記念撮影中。
江ノ島弁天橋

江ノ島弁天橋を渡ります。
まだ神社に到着してないというのに、すでに竜神の姿を見ることができます。
さすが龍にまつわる多くの伝説のある場所ですね。
すでにスピリチュアルなパワーを感じます。
青銅の鳥居から瑞心門へ
青銅の鳥居

青銅の鳥居までやってきました。
縁結びで有名な江島神社ですが、縁切りのスピリチュアルパワーでも知られています。
悪縁しか切れないので大丈夫ですが、もしカップルや夫婦で参拝されて気になる方は、鳥居を別々にくぐると良いそうです。

参道はとても賑わっています。
朱の鳥居

おお!
朱の鳥居が見えます。
鳥居の横には、弁天様が持っている琵琶がありますね。
瑞心門

こちらは瑞芯門(ずいしんもん)。
竜宮城を模して造られたのだそう。
何ともステキです。
江ノ島神社の全景と、ご祭神の女神様について書かれています。

絵図を見てもわかりますが、広大な江ノ島神社の参拝方法は、2つありますよ。
ひとつはエスカーと呼ばれる屋外エスカレーターに乗って移動する方法。
もうひとつは、徒歩です。
急な階段もいくつかありますので、少しでも楽に参拝したい方はエスカーをご利用されることをお勧めします。
弁財天童子像・福石へ
弁財天童子石像

弁財天童子石像です。
謡曲「江ノ島」では、弁天様が十五童子様伴って出現され、勅使に如意宝珠を捧げられ、そのときに五頭龍王も出現され、国土の守護を近い上天されたとあります。
ここにも竜神様がいらっしゃいますね。

ここから急な階段を上って上へと進みます。
出世・商売繁盛のパワースポット|福石

途中、福石という出世・商売繁盛のパワースポットがあります。
江戸時代、杉山検校という盲目の鍼灸師がいました。
検校は鍼技術向上祈願で、21日間、この江ノ島神社にこもり、断食します。
しかし、祈願最終日、この福岩につまづいて気絶してしまった検校の共に弁財天様が現れます。
お祈りをしようと慌てて手を合わせたとき、身体にチクチクした痛みを感じます。
ここで検校は意識を取り戻します。
手には、なぜか松の葉が入った竹の筒があるではないですか。
これをヒントに「管針術」という新しい技法をあみ出し、関東総検校の地位につきます。
この地には杉山検校がつまづいた福石とお墓が並んでおり、今でも鍼灸師の方や出世を目指すビジネスマンが多く訪れるパワースポットになっています。

さらに階段を上って、上を目指しましょう。
パワースポット辺津宮

江ノ島神社のご本殿、辺津宮に到着です。
ご祭神は、宗像三女神のお一人、田寸津比賣命です。
航海、水の神様で、旅のパワースポットとしても知られています。
幸せの打ち出の小槌

幸せを呼ぶという打ち出の小槌がありました。
日本三大弁財天・奉安殿

すごい数の赤いのぼりが奉納され、思わず目を引く八角形の建物があります。
奉安殿です。

日本三大弁財天のひとつである弁天様が祀られています。
残念ながら撮影禁止ですが、中は参拝可能です。

外には写真がありましたので、そちらを撮影。
裸弁財天(妙音天)

妙音天さまは裸弁財天とも言われています。
とても美しいお姿をされた神様で、芸能、音楽、水の神様としてのご利益のほかに、商売繁盛の神様としても有名です。
八臂弁財天(はっぴべんざいてん)

八臂弁財天(はっぴべんざいてん)と、めちゃくちゃ難しい字を書きますが、8本の手に武器をお持ちで、勝負運のご利益がある弁天様です。
源頼朝が、奥州征伐の際、成功祈願のためにお造りになられた弁財天様です。
一文字願立ての白い巳様

奉安殿の前には弁天様のお使いである白蛇、「一文字願立ての巳さま」がいらっしゃいます。
一文字願立てとは、強く願うことを漢字一文字に託し、巳様に願いを届けていただくものです。
八坂神社

奉安殿の隣にあるのは、末社の八坂神社です。
ご祭神は、八岐大蛇退治で知られるヒーロー、建速須佐之男命(たけはやすさのおのみこと)です。
厄除け、縁結び、学問上達のパワースポットです。
こちらの八坂神社、以前は江ノ島の対岸である腰越(こしごえ)に祀られていましたが、大波で流され、御窟前(おんいわや)の海に沈んでしまったそうです。
その御神体を漁師が拾い、江ノ島に祀り、今の八坂神社になりました。
八坂神社のお祭りはとても有名で、湘南の夏祭りとして海上渡御なども行われるにぎやかなお祭りです。
むすびの樹

むすびの樹がありました。
別々のいちょうなのに、なぜか根がつながっているという仲睦まじい樹で、縁結びのパワースポットです。
縁結び絵馬の奉納所になっているところでもあります。
金運のパワースポット・銭洗白龍王

弁財天様の神使である白龍王様です。
弁財天のお使いである白龍王さまは、雲、雨、嵐を引き起こす偉大なものの象徴として古来から厚く信仰されています。
この池の水源には純金の小判が秘められています。
・健康によい
・運が開ける
・声が良くなる
・美しくなる
という神秘の霊水です。
福徳財宝、金運向上のパワースポットです。
また不浄の心と体を清める浄化のパワースポットでもあります。
お賽銭箱が池の中にあるので、 お賽銭は投げ入れするしかありません。
今でも巳の年、巳の日には参拝者で賑わいます。
辺津宮にあるお守り





この先、中津宮でもお守りは授与できますが、辺津宮にもそろっています。
パワースポット・中津宮

天女の羽衣の案内板が出てきました。
続いて中津宮に進みましょう。

再び江ノ島神社絵図。

途中、海を見下ろしながら中津宮へ。

おお、再び階段です。

中津宮です。
ご祭神は宗像三女神のお一人、市寸島比賣命(いちきしまひめのみこと)です。
天女の羽衣が「中津宮」の文字の上にありますね。
水琴窟

御社殿の横の小径を奥に進むと、水琴窟があります。

水琴窟とは日本庭園の装飾のひとつ。
水鉢の水を地中に埋めた瓶の空間へしずくとして流すと、反響した音を奏でます。
その琴の音に似た妙音からいつしか水琴窟と呼ばれたとも言われています。
江ノ島神社:水琴窟前の案内板より
確かにとてもキレイな音がしました。
心身浄化、運気向上のパワースポットです。

人気の水みくじもあります。

中津宮は女子力アップ、美のパワースポット。
絵馬奉納所には弁天様の羽衣が。
芸能の神様でもあることから、境内には歌舞伎役者にちなんだ桜や、手形などもあります。
パワースポット・奥津宮

ここからまた奥へと進みましょう。

階段を登ります。

奥津宮です。

手水舎です。
亀の口から神水が出て、足元にも亀がいます。
亀甲石

亀にまつわるものは、まだまだこの奥津宮にあります。
こちらは亀石(亀甲石)と呼ばれるものです。

弁天様を信仰する弁秀堂という人が写経を収めたところに置く石を探していると、亀の形をした石が見つかったので、この江ノ島に奉納された石だそうで、蔵六石とも呼ばれます。
拝殿

奥津宮です。
ご祭神は、宗像三女神の長女、多紀理比賣命 ( たぎりひめのみこと )です。
海上安全のパワースポット。
龍が見られますね。
「足利治乱記」には『毎晩海に光るものがあり、60mほどの白龍が江ノ島の石穴に入る様子が見られた』と記されています。

拝殿の天井には、再び亀。
どの角度から見ても、見ている人を睨んでいるように見えるので「八方睨みの亀」と言われています。
亀は不老長寿のご利益があるとされ、この奥津宮のご祭神の使いでもあります。

奥に奥津宮の文字が見えますね。
パワースポット・龍宮

龍宮にやってきました。
江ノ島神社は、岩屋洞窟が発祥の地とされていますが、竜宮は岩屋洞窟の真上にあります。
北条政子が子孫繁栄祈願のため、岩屋に参拝された夜、政子のもとに弁財天さまが現れます。
弁天様は「北条時政の願いをかなえる」と約束し、そのまま大蛇になって海に消えてしまいます。

「太平記」には北条時政が子孫繁栄祈願をしたとき、大蛇が現れて3つのうろこを落とし、北条時政は喜んで、北条家の家紋にしたそうです。
パワースポット・岩屋

残念ながら、私が参拝した日は、岩屋洞窟には行くことが出来ませんでした。

悪縁切りのパワースポットとしても有名な岩屋に行けなかったのは、非常に残念ですが、またの機会ということで…。

竜神と天女の伝説が数多くある海。
縁結びのパワースポット・龍恋の鐘

とてもロマンティックな場所に来ました。
龍恋の鐘、恋愛成就のパワースポットです。

江ノ島には天女と五龍神の恋物語と呼ばれる伝説があります。
昔々、5つ頭を持つ五龍神が悪行を重ね、付近に住む人々を苦しめていました。
そのとき天から舞い降りた美しい弁財天様が、五頭龍に悪行をやめるように言います。
美しい天女にたちまち恋をした五頭龍は、天女は悪行をやめるなら結婚するといい、2人は夫婦になります。
五頭龍は改心し、村人のために尽くすようになり、いつか村人から愛される存在へと変わます。
五龍神は死後も山となって、未だにこの地域をお守りつづけておられるそうです。
恋人と共に南京錠をかけ、鐘をならしましょう。
鍵は江ノ島神社の海賞堂というお店で販売しています。
事前に自分好みの南京錠を選んで鍵をかけたい方は、持参してくださいね。